占術について
- 「ルーン」とは?
- 「ルーン」は、古代ゲルマン民族の間では“魔術的なシンボル”として、祭儀や呪術、護符などに使用されてきた文字です。
北欧神話によるとこの文字の起源を語るものとして、最高の神であるオーディンが創作し、運命・未来・必然を司るウルド・スクルド・ベルダンディーの3人の女神がこの文字を使って世界樹に運命を刻み込んでいるというモティーフや、オーディンが世界樹からこの文字を発見したというモティーフなどがみられます。
それぞれの文字を「ルーン」といい、その文字を配列したものを「フサルク」といいます。フサルクとは、はじめの6つのルーン「futhark」(ルーン文字では「th」は1文字で表されます)から採用したもので、日本語で言う「いろは」のようなものです。
また、この文字の特徴として、角ばった形をしているという点もあげられます。これは紙やインクが普及する前の時代に「骨や石、木や武器など硬いものに刻みやすいように」と考えられたことからであると言われています。 - ルーン文字
- ルーンタロット占術
- ルーン占いは主にドルイド僧(北欧やケルトの精霊信仰の僧侶)達が神託(オラクル)を得るために用いていたものと言われています。
伝統的なルーン占いはルーン文字が描かれた24の石を使用しますが、現在一般的なのはこれに文字が描かれていない石をたして25の石を使います。
※文字が描かれていない“25番目の石(odin、またはblank)”はルーン研究家でもあるラルフ・ブラム(ralph h. blum)氏が「the book of runes」で創作したのが最初であると言われています。
今回のルーンタロットでは、伝統的なルーン占いにのっとり、フサルクの24文字それぞれにわりあてられた複数のシンボルをもとに占います。このシンボルカードを1枚ひくことでその人の運勢を読み取ります。